クナイプの入浴剤と短歌
今日は早く帰れたので久々にゆっくり湯舟につかることが出来た。いつもちゃちゃっとシャワーで済ませてばかりだから。
入浴剤(クナイプ)を入れてみた。水中に青々とした煙が広がった。すごい色だ。昔飼っていた金魚が病気になったとき、こんな色の薬を水槽に入れたな。結局金魚は助からなかった。
なんか眠くなるようないい香りがする。オイルも入っているので肌がしっとりした感じもする。手足がじんわり温まっていき、その時初めて手足が冷たくなっていたことに気づいた。
風呂から上がり本を読んだ。『短歌ください』という本だ。雑誌『ダ・ヴィンチ』の連載を集約したものだ。読者から募集した短歌を紹介している連載で、人気コーナーだ(多分)。
字がでかい。
読むと、そんな日常の切り取り方があるのかと驚く。短歌が趣味の人は、普段の生活から違う視点で世界が見えているのだろうか。言葉のリズム・語感が心地いい。著者の講評もおもしろい。ちょっとだけ非日常を感じることができる。